鬼瀬君を待つ事数分。

―ガチャ。

お!?やっとわたしの番ーー♪

うふふふ。

「なぁ。なんか飲みもんある?」

あ、たしか冷蔵庫にミネラルウォターがあったはず。

「ミネラルウォーターなら・・・・うぉぎゃぁぁぁぁあぁ!!!?」

キッチンに向かって振り向くとそこには、上半身裸の鬼瀬君がいた。

「うるさい。」

「なんで!?どうしてーーー!!?服をきてぇぇぇぇ!!」

「あついし。」

暑くても何でもとりあえず布を・・・。

でも、お腹割れてる。腹筋が。

髪も少し濡れていて。

かっこいい。

「なに。服着てとか言ってたくせに今度は凝視?」

無意識にうちにわたしは裸の鬼瀬君を凝視してたみたい。

はずかしい・・・。

「みてないもん!」

我ながら子供っぽい言い方だったとは思う。

でも・・・でも・・・

「ガキ」

それは無いんじゃないーーー!!!?

同い年ですけど!!?

もういい!!