昔から俺と亮人の女の好みは似ていた。
俺がいいと思った女は絶対に亮人もいいと思っていた。
ひよりほど俺がいいと思った女はいない。
だから、亮人も俺とおんなじことを考えて思うだろう。
だから心配なんだ。
亮人は俺と違って愛想がいい。
顔は怖いけど、根は優しい奴だ。
ひよりが亮人を好きなったらどうしよう。
春や修馬には顔が優しくなった。よく笑うようになったといわれるが。
結局全部ひよりのおかげだ。
ひよりがいなくなったら俺・・・。
いつからこんな女々男になっちまったんだ俺?
―ガチャッ
屋上の扉を開ける。
春はゲーム、修馬はケータイをいじっていた。
「わるい。遅くなった」
そう言ってコンクリートの上に座る。
「亮人たちが帰ってきた」
笑って言う修馬。
こいつもうれしいんだな。
「でも、今は帰ってきてほしくない」
下を向いて言う春。
「俺も」
真剣なまなざしで言う修馬。
俺がいいと思った女は絶対に亮人もいいと思っていた。
ひよりほど俺がいいと思った女はいない。
だから、亮人も俺とおんなじことを考えて思うだろう。
だから心配なんだ。
亮人は俺と違って愛想がいい。
顔は怖いけど、根は優しい奴だ。
ひよりが亮人を好きなったらどうしよう。
春や修馬には顔が優しくなった。よく笑うようになったといわれるが。
結局全部ひよりのおかげだ。
ひよりがいなくなったら俺・・・。
いつからこんな女々男になっちまったんだ俺?
―ガチャッ
屋上の扉を開ける。
春はゲーム、修馬はケータイをいじっていた。
「わるい。遅くなった」
そう言ってコンクリートの上に座る。
「亮人たちが帰ってきた」
笑って言う修馬。
こいつもうれしいんだな。
「でも、今は帰ってきてほしくない」
下を向いて言う春。
「俺も」
真剣なまなざしで言う修馬。