その声にゆっくり立ち上がると、真知子がそっと腕を支えてくれた。

「本当に大丈夫?今日帰れるの?」

眉を下げて心配そうな顔の真知子に少しでも安心してもらえるように、力なくも笑顔を返す。

「帰りは隣のクラスの子が一緒だから大丈夫。」

それを聞いて幾らか安堵したように笑った。