「楽しんでるフリ…?俺がいつ…」

「気づいてないとでも?まあ、最近は本当に楽しんでたみたいだからね。お灸を据えたよ。…エイトにはずっと恐怖を忘れて欲しくない」



俺の顔から笑顔が消えると自然とエイトからも笑顔が消えた。
シルバーな瞳は闇でどす黒く濁っていた。


「………知ってるサ。お前が俺に飽きて離れて行ったのも。俺が楽しみ出して人殺しをするのを良しと思っていなかった事も…」

「何だ、分かってたのか」


なら話が早い。

ついでに、解りやすく悟らせたのも俺の攻略だって気づいてくれたら楽なんだけど。
わざとらしく離れた訳だし。わざとらしく話しかけた訳だし。