「へぇ。アズサにお姉ちゃんかぁ。」
そう言うと、納得したようにまりちゃんは笑った。
「なにー?」
「どうりでこんなドジな子になるわけだ。」
し、失礼なっ!
まだ、まりちゃんの前でドジなとこ見せてないもんっ!
「アズサ、ボタン掛け違えてるの気づいてないの?」
え?
ボタン・・・?
制服のボタンを確認すると、一番上からずれてた。
嘘でしょ・・・。
朝、お母さんの前でもチェックしたのに・・・。
「う、嘘ぉぉぉぉ・・・///」
は、恥ずかしい・・・!
「あははっ、本当にアズサってドジなんだねっ」
お腹お抱えて笑ってるまりちゃん。
あたしは、ただただ恥ずかしいようっ!!