「痛いなぁー。あっごめんね、朝から騒がしくて」

どうやらその子は私たちに謝ってきたらしい

「いえ別に」

そう私は返しておいた。

もう一人の子はおろおろしながら

「私は別に・・・それよりほっぺ大丈夫ですか!?」

なんて言っていた。お人好しのようだ。

「これくらい大丈夫よ、ありがとう」

なんて返してた。

そういえば今何時だろう、時計を見ると8時10分だった。そろそろほかの生徒も来るころだろう。

そうして私は残りの時間を読書に費やした