モモちゃんとの訳の分からない会話が少し続き、 その間もあたしのテンションは上がる一方だった。 「モモちゃん、モモちゃん!あたし、どうしたらいい!?」 「うん、どうもしなくていいんじゃない?」 「でもでも!せっかくの梶野くんだよ!しかも私服!」 「うん、そうだね」 梶野くんの私服姿なんて、滅多に見られない。 助けてもらった時に、一度見ただけだから、今日で2回目だ。