試合の日から私と野宮くんの関係は、壊れ始めた。














「最近、二人、どーした?」













朋が聞いてきた。










朋は恋が実って、木月くんと付き合うことになったらしい。














そのせいか、朋のまわりには、花が咲いている。










「なんでもないよっ!
それより、木月くんとどう?
順調?」











「バッチリだ!
今日は放課後にカフェにいくんだ。」












「そっか!
楽しみだねー♪
って、体育祭の準備もしっかりね!」








「わかってるわかってる」










すごい幸せそうだ。









それに比べて私は、笑えなくなってきてる気がした。