言われた瞬間、ビックリしたけど、告白にはもうなれた。
「ごめんなさい。私、あなたのことよく知りません。」
「じゃぁ、今からでいいので知ってください!」
「いや、でも私、あなたと付き合わないと思います。さらに、今日で会うのが最後かもしれませんし。」
「じゃぁ、顔と名前、覚えておいて! もっかいゆーけど名前は、木月 東。」
ニコッとわらって木月くんはそう言った。
「わかった。覚えておきます。木月 東くん。」
私は彼の顔をみて学校を出た。
そのあと、彼の顔を思い出して、
「あの人もきっとファンの一人よ。」
って独り言を出していた。