「あれ、なんか、かっこいいひとが立ってない?  あそこ!!」





「そんなのどうでもいい。」







「もー。モテるのに男子に興味ないっておかしいでしょー!」







「んー。だって、男子って本当の好きかわからんだろ。」








「どーゆーこと?」








本当の、真実の好きかわからん。







恋の好きなのか、ファンとして好きなのか、それをしりたい。







一途な思いをみてみたい。










「あ、森田 朋佳さん!」






校門にきて学校を出ようとしたとたんに、話しかけられた。








その人はさっき菫と話していた人だ。









「はい。どーしました?」







そう訪ねた。けど彼は無視して話を続けた。








「俺、沼南中 1年の木月 東っていいます。俺あなたに一目惚れしました。好きです! 付き合ってください!」