*Shuya*


教室でも


モールでも


帰り道でも


いつでも俺はお前を目で追っていた。




一番お前を愛してるのは俺だから…




松原悠哉。




あいつは俺と朱音が付き合う前に


朱音に告白してふられたやつだ。


やっぱりまだ朱音を好きだった…


俺と朱音が別れたという噂を聞いて


近づいたんだ。


記憶がないのを利用して…


俺だって、まだ好きだ。


もし俺が朱音に俺たちの関係を言ったら


朱音は俺と一緒にいてくれるかもしれない。


でも。


そこに朱音の心はないかもしれない。


だから…だから俺はお前の記憶を…待ってる。