すー… すー…
自分とは違う寝息が聞こえて、起きた。
誰?
あたしが眠ってしまった机に
『…亜優!?』
亜優が一緒に寝てました。
『へ!?…へ、なんで!?』
キョロキョロを見渡してみると
「ん…?」
亜優がのんびりと起きた。
「あれ?…なんで俺、寝てんだ?」
『こっちが聞きたいよ!!』
「あれ…友紀じゃん」
『友紀だよ!!』
「…あ!そっかそっか。俺が居残り終わって、教室に来たら友紀寝てて。で、俺も寝ちゃったんだよ。」
『そっか、そーゆーことかぁ。…起こしてよ!!』
「だって…か、可愛い顔で寝てるから…」
なんかカァ…と赤くなり、ピュアっぷりが溢れてきた亜優。
『……可愛い』
思わず口に出てしまった。
『亜優可愛いー!!』
思わずギュッと抱きついてしまった。
「友紀っ、帰ろうか?」
亜優はそう言ってニコッと笑った。
『うん!』
あたしはそう笑った。
これが友紀と亜優の始まり…