部活が終わってから、器具室に用具を返しにいくのが私の小さな楽しみとなった。君がいるからだ。どうやらあっちもチームのみんながサボっている仕事をやっているようで、君以外が運んでいるのを見たことがない。
毎日嫌だった仕事も、これなら悪くないなんて思っていた。