陽南の手を引いて


俺の部屋へと向かう。





繋いだ陽南の手には


ぎゅっと力が込められてて


緊張してんのが伝わってきた。






あんまいじめたらかわいそうだよな…






陽南をベッドに座らせて


俺も隣に腰を下ろす。






ずっと離れない繋いだままの手






反対の手で


陽南を抱きしめて頭を撫でる。





「緊張しなくていいから。陽南が嫌ならやめるし。」


「嫌じゃ…ないもん」


「怖い?」




すると俺の胸のなかで


コクコクと頷く