「ん…」



お兄ちゃんが私をぐいっとひっぱる




目の前には


お兄ちゃんの綺麗な顔。






私をぎゅっと抱き寄せるから


鼻と鼻がぶつかりそう…!





緊張して


思わず目をつぶる。




ーちゅっ




…え?





まぶたに


お兄ちゃんのぬくもりが触れた。






驚いて目を開けると


ばさっと布団をかけられた。





布団をとろうとすると


お兄ちゃんの手に止められて





「今、絶対見んな」