姉のサクラが散ってしまった日は、姉と姉の彼氏が久しぶりに休みが合ったみたいで、姉はご機嫌で出掛けて行きました。


私もその日は仕事が休みだったので1日家にいました。


―ガチャ―

バタバタバタ!!

―バン!―


姉がご機嫌で出掛けて3時間後。。。

姉が帰宅しました。


いつもなら、『ただいま〜』とか声を掛ける姉が、真っ先に自分の部屋に入り、籠っているので、

“これは何かある!!”


と確信した私は姉の部屋へ。


―コンコン―

姉の部屋をノックしましたが、返事がありません。


『お姉ちゃん。入るよ〜。』

と一声掛けて姉の部屋に入ると、出掛ける前まで完璧な化粧をしていた姉の顔が、涙でぐちゃぐちゃ。

涙がマスカラとアイライナーとミックスされ、黒い涙を流してました。


その光景をみた私は、思わず笑いそうになりながらも、必死に我慢しました。


『どうした?彼氏とケンカした?』

と笑いを堪えながら姉に聞くと、姉はキタナイ顔をさらにキタナくして

『フーラーレーターッ!!』

と。