哲はどうしたのョ、と。
おとなしく、促されるままにベッドに横になった真ちゃんは。
何がそんなに可笑しいのか、始終笑っていて。



スライスして紙皿に並べたバナナ。
真ん中に、買い足したアイスクリームをひとすくい。
上から掛けた、ハーシーのチョコレートソース。

差し出されたそれを受け取るために再び起き上がった真ちゃんの手は、私の手首を掴んだ。




「あーんって、してくれんでショ?」

「えっ」

「……何のために来たの」