『……風邪引いた…から、今日…行けないわ…』



いつもの有り余るほどの覇気は、ない。

弱々しい声でそんな電話を受けた私は。





「い…今行く!!!!」



と。

どうしてか、ひとりぼっちでベッドに沈んだきり起き上がれない様子を脳裏によぎらせて。

ひとりオロオロと、していた。