「凱司さんは、そんな事しません!」



確かに、鷹野が縛られていたのは見たけれど。
確かにそうだったかも知れないけれど。




「そう?」

「そうです!」

「じゃあ、お邪魔しようかな」

「はい!」




勢い良く返事をした雅に、龍司は。

にこりと、ガレージの格子が開くのを、待った。