「お~、蜜、ご機嫌だなぁ」

「真ちゃんこんばんは~」

「はい、こんばんは。ここ座れ~」


「はぁい」




とんでもなく甘く甘く、ウザいくらいの甘さで返事をした私は、真ちゃんの指し示す、真ちゃんの隣に、ウキウキと座り込んでニコニコと。



「アイス食べる」


と。

馬鹿ガキか!!!! と素面の私が喚き散らしたくなるような、頭の足りない笑顔で。

真ちゃんの袖を、つまんだ。



……らしい。





「イチゴとチョコレートと、桃と抹茶とミルク、どれがいい?」


訊いたのは、そんな馬鹿みたいな私を、引きずるように真ちゃんから引き剥がした、哲。

私は、なんの疑問も持たずに引きずられながら。


全部、と…答えた。

………らしい。