その日も仕事は忙しく。
もう一週間丸々、休みもなかった、ちょっとつらかった、日。
私も哲も、疲労困憊。
重たいものばかりを引き受けてくれた哲は、手も足も、肩も背中も、くたくたで。
軽いけれど、百個単位でこなした私は、肘から先が、腱鞘炎のようにズキズキと。
豚肉入りの野菜炒めと、温泉卵を一緒に乗せた夕飯を、どうにかこうにか押し込んで。
「……背中、踏んであげる」
「…ん。じゃあ順番な」
会話も少なくくんにゃりと、もたれ合っていた私たちは。
互いにマッサージし合おうと、もそもそと床に掛け布団を敷いた。