「……お前のせいならともかく、俺のせいで潰せるか」




「………でも、あんな怒ってたら…つまんないです」


「だから悪かったって言ったろ」

「………………」



それが精一杯なのか、凱司は。


俺にもよこせ、気持ち悪ぃんだ、と。

雅の手からアイスBOXを取り上げて、ザラザラと口の中に流し込んだ。




わがままで、俺様で。

でも優しくて。

時にはこんな、意地も張る。




そんな凱司との、デート。




~終わり~