蜜の頭痛が治ってなかったら、寝るまで見とこうと思ったけど…大丈夫そうだな。

後は任せた、とばかりに、自分のお皿をシンクに運んだ真ちゃんは。




「……素直に、喜んでやって」


と。

多分、実はとても酔っていただろう哲が、私の為にと動く様が、どれだけいじらしかったのか知らないけれど。


現在進行形で酔いの進む哲を、何か困った人を見るような目で、ちらっと見てから。



「見た目変わんねーで酔う奴って、マジ厄介だよな」


と、可笑しそうに、笑った。




~終わり~