「蜜、綺麗なケーキいっぱい買ってきた」

「早っ!?」


ほんの20分で戻って来た哲は。

相変わらず楽しそうな真ちゃんと、ややふてくされた杉崎くんをも連れていて。

山ほどのケーキと、数種類のアルコール。
それに、何種類ものオードブルをテーブルに並べた。




「…食べに行かなかったの?」


なんとなく申し訳ない気がして、3人を怖々見回した。




「明日も明後日もあるし」

「……………」



真ちゃん…今、なんて?

明日も…明後日も……?





「てっ…哲!どういう事!?」

「……俺も初耳なんだけど」


「言わなかったっけ?三泊四日なのョ?」



さっ…さんぱくよっ……




きゅ…キュウリが!!!!
塩揉み予定のキュウリが!!!



「…ヘチマみたいになるな」

「なる前に枯れちゃうよ!!」




なんてこった!!!

聞いてない!
聞いてないよ!!!