「………あ…んの…クソジジイ…!!!」


初めて会った女に……それもガキにする事じゃねぇ!!!

ただのキスよりタチ悪過ぎんだろそれ!!!





「そんな……乱暴を……?」



“お父さん”

“キス”

“種を舌で”



そして、手放しで泣く雅と。
困り果てた顔の、凱司。


ようやく事の次第を呑み込めた宇田川は。

くらり、と眩暈を起こしたかのように、頭を振った。




「…あの方は…なんて事を…」



よりにもよって、雅さんに悪戯を働くなんて!!

凱司さんだって滅多に出来ないのに!!!




「……………ああ!?」

「……あっ…いえ……いいえ!!なんでもありませ……」