「……どうして、って…」


うちの父親に決まっているだろう、と口ごもる。



まさか隠しているなんて思わなかったから。

ごく普通に、学校から配布される、月間予定表を…テーブルに置いた。


いつものように母が見て。
父に伝えて。

まさか来るとは思わなかったけれど、父から凱司に伝わるのは早かった筈だ。



多分、何故か文化祭の事を言い出さない雅に何も言わず、安心させて泳がせて。



奇襲をかけた、というところだろう。




「…恥ずかしい、んですか?」


確かに、エロ系コスプレ衣装に見える。



「……恥ずかしい、です」


雅はスカートの裾ばかりを引っ張るけれど。

そこの短さもそうだけど、問題は胸元の方だ、と。


友典は視線だけを下ろして、またすぐに、上を向いた。