ちょっと、気分悪くしたかも知れないけど…言えないもん…。


「真ちゃん……!!」


ちょっと来て。
ちょっと哲の部屋!

はやく!




「なーにョ」

せっかくのパスタ冷めちゃうでショー?




私は真ちゃんの手首を掴んで。

そこにあったバングルの鋲が痛い、と文句を言いながら、部屋を繋ぐドアを、閉めた。



「なに、どーしたの」

「真ちゃん…哲ってやっぱり可哀想?」


「は?」


「だから!私のが……その…」

「……貧乳?」

「…………………」




そう…乳。

私は確かに小さめおパイがコンプレックスではあるけれど。


最近、それでも大丈夫、とか……謎の安心感に浸りきっていたのも事実…。