「蜜?」


しょんぼりと、自分のベッドに腰掛けた私に、真ちゃんは怪訝そうに口を噤んで、哲を振り返った。



「どうしたの」

「………うん」


…や……ちょっと…言えない。

言えないよ……。





「…私…お昼…チーズ食べる」

「チーズ?」

「……うん、チーズ」



「…いい…けど」




あああ…もう。

言えないのに、こんな態度。


駄目じゃん私!



でも言えないもんは言えないし!
落ち込むもんは落ち込むんだ!!



そんな心配してくれなくていいから、察してくれ!!!