お言葉に甘えて。

ゆっくり、ゆっくり、お風呂に入る。
乳桃色の、甘い匂いの入浴剤を入れて。


でも、本気でゆっくり入ると、2時間くらい入りっぱなしだから。

適当に切り上げて、ウサギ尻尾のついた部屋着に着替えた。





「出来てるよ」

「あぁ可愛い!ピンク色!」



哲の部屋で、うずたかく積まれたタコ焼き……もとい、ウィンナーチーズ紅生姜焼きは、可愛らしいピンク色で。

紅生姜、生地に混ぜたらピンクになった、と笑う哲が、はい、と渡してくれた、私のお皿。






「……………はぅッ…」



10個くらい、綺麗に並ぶ、ピンクの玉ころ。

真ん中辺りの、5つに。
…マヨネーズ、が。




『Me too』



………と…。