学校につくと
やっぱり普通の日々

一気に時が過ぎていった

あっという間に放課後で
部活に行こうとしたら


「桜井」

名前を呼ばれた


「は、ハイ」


「腕、見せろ」

腕?
なんで?
てか

誰?


「あのぉ...誰ですか?」


「覚えてないかな
うちのこと」

急に女の人の声になった


「ごめんなさい、覚えてないです」


「そっかぁ。やっぱり小さかったし覚えてへんかぁ」


彼女(?)はそういったあと
私の腕をつかんで
長袖を一気に捲し上げた

私の腕には複数の火傷の痕があった
これは昔におった火傷。

隠すことで思い出したくない過去を忘れられた

なのに...


「これ、火傷やろ?」

すると彼女(?)は自分の腕を見せた


そこには私と同じ複数の火傷の痕。


思い出した

この人のせいで

私は

狂う。