「…ありがと」




うわぁやめて心臓に悪い!



部屋を出てから、へなへなとその場に座り込んだ。




撫でた頭


力強い腕


広い胸





触れた先から甘い痺れが支配して…



八代の体温をまだ残す自分の身体が落ち着かない。




二菜の心拍数は上がっていた。