八代はベットに寝転がっていて、面倒くさそうにこちらを向いた。


目が赤い。



…「元気そう」否、カラ元気。





「何か用」


「さっきは助けてくださってありがとうございました」


「あー。うん。いいよ」


「あと卑怯とか言ってすみませんでした。

自分が悪いのに」



八代は、むくりと起き上がって二菜を見つめた。

珍しいものでも見るように。