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「疲れたー」
ベッドにダイブして八代翔悟は呟いた。
初めての異動。アンド、クラス持ち。
緊張からようやく解放された今日この頃。
慕ってくれる受け持ちの子たちのおかげだろう、
授業を教えることも翔悟は手応えを感じていた。
ふと小腹が空いた翔悟はベッドから起き上がり、
横の段ボールを開け救世主を取り出す。
にまにまと頬を緩めつつ電気ポットをセットし、湯が沸くのを待つ。
きつねうどんが出来上がるまであと3分。
───もうっ、こんなものばっかり食べて。少しは自炊しなさいよ
あいつならこう言うだろうな。