いつもヘラヘラしているバカっぽい担任は、真面目な表情で二菜を見ていた。



「嫌な言い方するようで悪いけど、それセコくね?
自分の本来の姿見せてないんだから」



セコい




その言い方に二菜は猛烈に腹が立った。

怒りのまま八代にぶつける。




「人のこと言えるわけ?生徒一人一人に向き合ってないくせに。

適当に愛想よくして人気とれたらそれでいいやって。


あたし、あんたみたいないい加減な人嫌い。

早く家から出てってよ…目障りなの!」