「やめてよ!

大体、告知なしにノート集めるなんて卑怯だって思わないわけ?」



二菜の初めての怒鳴り声に八代は軽く目を見張り

溜め息をついた。


次いで、低い声音が落とされて二菜はドキリとして振り向く。



「それってさ、前日に言っときゃトモダチからノート借りて写して提出するってことだろ?」