「パパ、ママ!」 詩織が、パッと目を輝かせて俺たちに駆け寄ってくる。 本当に嬉しそうだ。 二人揃ってお迎えに来ることは珍しいからだろう。 というか、詩織の送迎担当は俺の仕事だから 二菜が一緒にいることはとても珍しい。