「すみませんが、迷惑かけついでにもう一ついいですか?」




「どうぞ」



「二菜、愛してる。

そこから動くなよ、会いに行くからな!」





ビシッと指を指して得意気に言う。



あたしは不覚にも真っ赤になり、その場に突っ立っていた。