───── ───────… 翌朝、二菜が鼻歌混じりにキャベツを刻んでいると 「ご機嫌だな」 右肩が重くなると同時に八代の声が随分近く感じた。 振り向こうとし、そこで初めて八代が肩に顔を乗せていたことに気が付く。 「!?先生…」 「おはよ。続けて?」 手が止まっていることを指摘され慌てて千切りを続行するが、それは集中力を欠くことこの上なかった。 先生、近いよ!