───── ───────… もうすぐ終わる。 先生は、この家を出て行く。 もうただの他人になる。 そしたら、先生を守りきることができる…。 二菜はベッドに横になり、ぼんやりしていた。 今日は両親は帰りが遅い。 八代も帰りが遅いらしく 夕飯はいらないと書いたメモがテーブルに置かれていた。 一人だと、ご飯を食べる気にもならない。