へらへら笑って、それとなく周囲と壁を作るが 妙に子どもっぽく真っ直ぐで。 何てちぐはぐな人なんだろう、なんて見ているうちに 目が離せなくなった。 なのに最近、 ──もう教師とか生徒とかどうでもいい ──俺の側にいろ 冴えない、地味な教え子をバカみたいに好きになった。