「神谷先生も一杯」




八代と同期の千葉がにこにこと徳利を渡す。


「あら、あたし今日は──」


「いいじゃないか、君も飲め」




いつの間にか目の前に校長が立っていた。


三佳子は嫌悪感で押し黙る。