つまりそういうことなんだろう。




「で、一条と二菜は俺に何隠してんの?

いい加減共有の秘密とか持たれちゃうと、こっちも苛々するわけよ」



「俺にとって悪くない状況です。

墓場まで持って行こうかな」



「楽しそうに言ってんじゃねえ!」





さて。

遊びはここまでだ。





翼は鞄からケータイを出した。