体育館からの帰り道、愛花は幼なじみの茜と一緒にいた。


「お腹空いたー。愛花なんかちょうだいー」

茜は大食いでバスケ部所属の体育会系女子だ。


茜ちゃんよく食べるなぁ…さっきメロンパン食べたじゃん…


「あと少しでお昼ご飯だから…ねっ?」


そう言ってもおさまらないか…茜ちゃんのお腹うなってる。


「ヤバいヤバいもう無理だわ…!!!」
「茜ちゃん!??」


茜ちゃんは走ってどっか行っちゃった……
あたしも追っかけなくちゃ…



走って追っかけたとき。



「ったぁ!!??」
「ってぇ…」


誰かとぶつかった。

「あああ…す、すいません!!!」

すぐ謝った。


「痛ッてぇなぁ…どこ見て歩いてんだよ!!???あぁん!??」


ひぇあああぇ※★◇▼★!!?
ここ廊下だよ!?

この人怖い…


あたしが怯えて涙目になってると。


「うわあ!?お前何で泣いて…お、俺様は知らねーからな!!!」


…許してくれた?


今の人なに?誰?
もしかして不審者?



怖い人だったなあ、、


茜ちゃんにきいてみなきゃ…