私を庇って、両親は命を落としたのだ
驚きと恐怖に支配され動けない私を連れて逃げてくれたのが松山のおじちゃん
死んだ両親を見て動けなかった私を優しく抱いてくれたのが奥さん
二人は一緒になって泣いてくれた
だけど
私の叫びは両親には届かなくてそのまま逝ってしまった
『パパっママっ』
「優っ!!!大丈夫かいっ!?」
あぁ…今日も迷惑を掛けてしまった様だ
「大丈夫だよ」
優しい二人の声を聞き安心した私は
またも眠りの世界へ意識を落としていった
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…