更地…

ここにはもう来れないかも知らない

幾度となく救ってくれた…
私の心を癒してくれた

月の冷たい鋭い光が私を試すように見詰める

『……』
睨み合うように月を眺める

"本当にやるのか?"
そう問われている様で…

"死ぬかも知れないのだぞ?"
そう案じられているようで

嬉しかった
認めて貰えた様に思うから


ああ

貴方は今どうしているのでしょう



私の心を掴んで離さない

それなのに
姿を見せてくれない冷たい貴方

私の最期を迎える前に…
1度で良いから会いたい