―――――――――― ―――――― 《この、穢れた一族め!》 《町から出てけ!!》 投げ付けられる石に背中を丸めて震えると優しい母の手が触れた 《大丈夫よ、カル 安心して…ね?》 <で…でもぉ…> 《男でしょ?》 穢れた一族―― そう呼ばれるのはオレのセイ 父も母も庇ってくれるけど、オレがいなかったら幸せだったんだろうな わかっているのに… 運命ってモンは辛くのし掛かってくる