いつも来る原っぱがある 思い出の地 そこは美しく母の様に寛大な心を開いてくれるラベンダーがある そこに一人の少女がいた 恐らく歳は2つも変わらないだろう 寝ているフリを貫く彼女に声を掛ける 近付くときふと感じた懐かしさに心を揺るがされた ――きっとまた会える そう…信じて 少しだけホッコリとした心を抑え立ち去ろう 今は… 今だけは…