両親の最期を思い出す

淡く残る花の香
強く鼻に着く血の香

同じヤツだ

同じ吸血鬼だ

苦しくて痛くて涙が漸く一筋こぼれ落ちた


許さない
吸血鬼なんて…
絶対に…

認めない

敵討ちだ――


殺してやる