「誰が悪魔だって?」

やばっ⁉聞かれてた‼

「なんでもないよ‼お母さんの聞き間違えだよ‼」

「そっ‼ならいーけど。」

ー絶対気づいてる…ー

まぁーそんな事もあって頭を抱えていると。

「今日から朱理には青嵐(せいらん)高校
に行ってもらうわよ‼」

ーえっ⁉…えぇぇぇぇぇ⁉ー

「うそっ⁉なんで‼よりにもよってあんな不良高校行かなきゃいけないの‼絶対に行か『行くわよね…生きたいわよね(黒笑)』していただきます‼生きたいです‼」

やっぱもとレディースに入ってた事もあるのかお母さんを怒らせるとものすごく怖い。

「で、学校いつから行けばいいの?」

ふいにお母さんに聞くと

「あらっ‼今日からに決まってるじゃない(笑)言ってなかったけ?」

ーはっ⁉今日から‼聞いてないですよお母さん…ー

「その格好じゃ目立つから…これとこれしていってね‼」

お母さんに渡された紙袋の中には、いかにも昭和にでできそうな丸いふちの眼鏡と三つ編みのかつら。

ーこれで学校に行けと?恥ずいわ‼ー

「それ早く着て‼いってらっしゃあーい‼」