「………」



それからまた沈黙が訪れた。


でも落ち着いてられなかった。


繋がれた手があたたかい。

トクントクンと、心臓の音がいつもより早い。


それでも、
やっぱり陵くんは安心する。


緊張さえ愛しくなる。